ホーム > 薬剤師転職マニュアル > 薬剤師の転職理由について
転職理由としては、「給料に不満がある」ということや「仕事内容がハードである」「休みが少ない」「人間関係の不満」などが上位を占めております。
下記では、そんな不満を抱えている薬剤師の皆さんの転職理由を分析し取り上げてみました。
従来4年制だった薬学部は6年制に変わり、卒業後、薬剤師として働きはじめて4〜5年がたつとすぐ、結婚という大きなライフイベントが起こる時期に差しかかるようになりました。
大学時代に就職先を決める際には、やりがいのある職場、お給料の高い職場など、さまざまな観点で就職先を選んできたことでしょう。
しかし独身時代には自分中心でよくても、結婚後は夫婦で過ごす時間を大切にするようになったり、住まいの引越しに伴う通勤時間の変化、さらには将来の子供のことも考えて、自宅で過ごす時間をいかに確保するか考えるようになってきます。
結婚などのライフスタイルの変化が、「通勤時間や就業時間の有利なところへ転職したい」このような転職理由につながっています。
薬剤師は、ドラッグストア、調剤薬局、病院、製薬企業など、薬剤師としての職能をいかして、さまざまな場所で働くことができます。
どのような職種を選んだとしても、同じ職場で働く限り、基本給は徐々にしかあがらないものです。
一方、自分の生活は年齢が上がるにつれて、結婚や子供、その他の要因で、必要な経費が増えていきます。
そこで、より年収アップのために転職したいと考える場合も出てくるのです。
地道に同じ職場で徐々に給料が上がるのを待つのもひとつの考え方です。
しかし、薬剤師不足、管理者不足などのため、転職により年収アップが見込める求人も存在します。
自分の人生の時間を有効活用する意味で、転職でステップアップするのも有用な選択肢といえるでしょう。
薬剤師という職業は他の職業と比べて女性比率が多く、且つ狭い環境で働く場面が多くあるので他の人に気を使ったり、表面上では取り繕っても裏では陰口を言うなどトラブルやストレスになりやすい環境だと言えます。
そういう環境に耐えかねて転職してしまうケースが、薬剤師には多く見受けられます。
薬剤師として就職してから1年間、与えられた仕事をこなせるよう頑張ってきたとします。
でも、ふと自分にこの仕事が本当にあっているのだろうか……と考えることがあるかもしれません。
たとえば、勤務先の薬局がひとつの診療科の処方箋をメインに受けているとき、このままここで働き続けたら他の診療科の処方箋を扱えず成長できないと不安になるでしょう。
また処方箋調剤だけでなく、OTC薬によるセルフメディケーションや、病院での病棟業務など、他の仕事で自分を伸ばしたいと思うことも出てくるのではないでしょうか。そのようなとき、他の仕事への転職は自分を伸ばすことになります。
将来を考えると業務内容が自分にあっていないというのも薬剤師の転職理由のひとつです。